小さなスクリーンで英語字幕なしで観たが、それでも楽しめた。細かい筋はよく分からない。三人の男が故郷を出て、中国の西へ旅に出る。途中、ホテルで一人がコールガールを部屋に誘う(彼女が娼婦だとは知らずに)。警察が訪ねてきて、窓から逃げる羽目になり、一人を置き去りにする。やがて彼女の元締めが迎えに現れ、残された二人は自力でやりくりすることに。旅の途中で様々な登場人物に出会うが、それぞれの重要度はまちまち。人生の教訓的な要素もあったかもしれないが、はっきりとは分からない。男性陣の演技は詩的すぎるところもあった。むしろ、女性たちにもっと焦点を当ててほしかった。彼女たちの物語のほうが重みを感じたからだ(なかには反日映画に出演していた女優もいた)。
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