この映画自体も一見すると虚しさを感じさせるが、それ自体が、現代中国での暮らしはどこか虚しいが、それでも若者たちはそのなかでなんとか楽しみを見出そうとしていることを強調するためだろう。象徴的なのが、バス停で二人の女の子がノーカットで3分間踊り続けるシーンである。カメラがゆっくりと彼女たちに近づくにつれ、音楽は次第に遠のいていく。
© 2012 - L'est Films Group
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亡き作曲家が通った場所を訪ね歩く女と過ごす、穏やかな時間。
北京に住む売れないミュージシャンは取り憑かれたようにカート・コバーンに心酔している。
複数の登場人物の物語が交錯する、雰囲気たっぷりで混沌とした台北。