『修羅雪姫』は、従来の浪人ではなく女性を主人公に据えた見事な復讐劇だ。低予算ながらも、熱量とスタイルがしっかりと感じられる。梶芽衣子が鋭い視線を送るだけで、背筋がぞくぞくする。もし『キル・ビル』を観たことがあるなら、ルーシー・リューとの戦闘シーンはほぼそのまま『修羅雪姫』へのオマージュと言ってもいいだろう。タランティーノ自身も、あの戦いはオリジナルに比べると物足りなかったと感じているに違いない。
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ジャンルを切り開いた俳優たちによる、クラシック・ピンク・バイオレンス。
外国の圧制者を蹴散らすブルース・リー映画。
汚職警官に騙されたナミの復讐心は、彼女を刑務所でのさらに過酷な運命へと導く。